ボルト強度レベル

Updated:2021-03-05
Summary: ボルト: 機械部品、ナット付きの円筒形のネジ留め具。頭とネジからなるタイプの締結具(おねじのあ...

ボルト: 機械部品、ナット付きの円筒形のネジ留め具。頭とネジからなるタイプの締結具(おねじのある円筒)には、貫通穴のある 2 つの部品を締結するためのナットを取り付ける必要があります。

強度レベルは機械的特性に基づいています。

機械的特性: 特定の温度条件および外力下での変形や破壊に抵抗する材料の能力は、材料の機械的特性と呼ばれます。従来の機械的特性には主に、強度、硬度、延性、靭性が含まれます。

a.強度とは、金属材料が外力を受けたときの変形や破壊に対する抵抗力を指します。

b.可塑性とは、金属材料が破壊される前に塑性変形する能力を指します。

c.靭性とは、衝撃荷重に耐える金属材料の能力を指します。

d.硬度は、材料の硬さを測定する性能指標です。

関連規格によると、ボルトの性能等級は3.6、4.6、4.8、5.6、6.8、8.8、9.8、10.9、12.9の10以上の等級に分けられ、そのうち等級8.8以上のボルトは低炭素で作られています。合金鋼または中炭素鋼で熱処理されています。 (焼き入れ、焼き戻し)を総称して高力ボルト、それ以外を総称して普通ボルトといいます。ボルト性能等級ラベルは、ボルト材質の公称引張強さ値と降伏比を表す 2 つの部分から構成されます。
例: パフォーマンス クラス 4.6 のボルト。これは次のことを意味します。
1. ボルト材料の公称引張強さは最大 400MPa です。
2. ボルト材料の降伏比は 0.6 です。
3. ボルト材質の公称降伏強さは400×0.6=240MPaまでです。

パフォーマンス グレード 10.9 の高強度ボルトは、熱処理後、次のことを達成できます。
1. ボルト材料の公称引張強さは最大 1000MPa です。
2. ボルト材料の降伏比は 0.9 です。
3. ボルト材質の公称降伏強さは、1000×0.9=900MPa

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